
いろんな種類のプロポーズリングがあります
結婚を申し込むときに使う専用の指輪がプロポーズリングです。
つまりはダミーの婚約指輪で、いろいろなブランドが取り扱っています。
いくつか種類があるので、特徴を説明しつつブランドごとに紹介します。
目次
婚約指輪との違いとメリット・デメリット
結婚を申し込むときに「婚約指輪」を差し出すのはあこがれのシチュエーションですよね。
ただ、せっかくの指輪が女性の気に入らないデザインだったら台無しです。
プロポーズリングは、サプライズの弱点を補うための「仮の婚約指輪」なんです。
○ メリット
男性側からすると、「指輪のサイズが分からない」「デザインの好みが分からない」「できあがるまで待てない」などの問題が解決できます。
婚約指輪は納期が1ヶ月以上かかることも多いです。
プロポーズリングなら、選んだ当日に持って帰ることができます。
大きさを調整できるフリーサイズのものなら、指に入らないというアクシデントを回避できます。
× デメリット
ブランドにもよりますが、「購入したブランドで婚約指輪を作らなくてはならない」「断られたら無駄になる」などがデメリットです。

プロポーズが成功したら、その後に本番の婚約指輪を2人で選ぶのが一般的です。
「ジルコニアとシルバー枠」
種類その1は、低価格な素材のキュービックジルコニアとシルバーで作られたプロポーズリングです。
キュービックジルコニアとは、かなり安価な宝石で、ダイヤモンドを模してつくられた人造石のことです。
1万円程度と安く、即日持ち帰ることができ、自分でサイズの微調整ができるフリーサイズタイプのものが多いです。
VENDOME AOYAMA
10,000円(税抜き)
ヴァンドーム青山のプロポーズリングは、大きなキュービックジルコニアでインパクト大。
1年間有効の婚約指輪優待チケットが付きます。
ith
“marry me? ring” 35,000円(税抜)
内側に「Will you marry me?」と刻まれたリング。
デザインは「クオレ」と「ソリテール」の2種類あって、2サイズ展開です。
その後ithで婚約指輪を購入した場合は、10%の優待となります。
ithには、ダイヤモンドによるプロポーズプランもあります。
niwaka
「PLEDGE for WEDDING」27,000円(税抜)
俄の「PLEDGE for WEDDING」は、キュービックジルコニアではなくクォーツ(石英)です。
チャーム部分にはピンクゴールドが使われています。
婚約指輪をつくるときに、プロポーズリングの価格分ダイヤモンドをグレードアップするか、オリジナルのお香をもらうか選べます。
婚約後はペンダントトップとしても使えます。
アンジェリック フォセッテ
1万円、2万円、3万円の3種類から選べます
デザインを3種類から選べるのが嬉しいですね。ジルコニアをダイヤモンドに変更することもできます。
30日以内に婚約指輪を購入すれば、購入金額で買い取ってもらえます。
「ダイヤモンドとシルバー枠」
種類その2は、ダイヤモンドとシルバーの枠です。
婚約指輪に使うダイヤモンドを選び、仮のシルバー枠にセッティングします。
後日そのダイヤを使って婚約指輪を作り、シルバーの枠には別の宝石を付けて記念に残すことが多いです。
銀座ダイヤモンドシライシ
「スマイルプロポーズリング」15,000円+ダイヤの価格(税抜)
業界で初めてプロポーズ専用の指輪を用意したのが銀座ダイヤモンドシライシ。
台座付きでサイズ調整可能のシルバーリングです。
プロポーズリングからダイヤを外した後も、ホワイトストーン、ピンクアメシスト、ブルートパーズのいずれかを留めて記念に持って帰ることができます。
Mariage ent
「サプライズプロポーズプラン」
ダイヤを8万円代~選び、1万円のリングに付けてプロポーズ。
本番の婚約指輪から1万円が値引きされるというプランです。
納期は2週間ですが、急ぐ人のために数量限定の即納リングもあります。
「ダイヤモンドと専用ケース」
種類その3は、ダイヤモンドをケースに入れてのプロポーズです。
ダイヤを選べば、すぐに結婚を申し込めます。
厳密にはプロポーズリングではありませんが、用途は同じです。
GINZA TANAKA
アステリオンダイヤモンド
GINZA TANAKAのオリジナルカット「アステリオンダイヤモンド」限定の企画です。
ルース(裸石)と、婚約指輪の「お仕立て券」をセットで販売しています。
BIJOUPIKO
専用の「ウィルマリボックス」
アクリルにリングのイラストが描かれていて、ダイヤをセットすると婚約指輪仕様になります。
プロポーズ後には、記念品のシックスペンスコインがぴったり収まります。
ボックスのみでの購入だと10,000円(税抜)ですが、婚約指輪とセットの「プロポーズパック」ではボックスが含まれます。
プロポーズ専用のシルバーの枠にダイヤを留めることもできます。
エクセルコダイヤモンド
バラに囲まれた「ローズボックス」10,000円(税抜)
本物のバラ(ブリザーブドフラワー)を使ったプロポーズボックス。
ダイヤをセットすることで11本のバラによる「最愛」というメッセージになります。
HASUNA
人や社会や環境に配慮したエシカルダイヤモンド
プロポーズダイヤは0.3カラット450,000円(税抜)、0.4カラット750,000円(税抜)、0.5カラット(要問い合わせ)で、ある程度婚約指輪の制作費が含まれています。
デザインによっては追加料金がかかります。
サンプルリング貸出サービスがあるので、お店へ行かなくてもデザインを試して決めることができます。
BRILLIANCE+

「ダイヤモンドでプロポーズ」専用ケース(ダイヤを購入すると無料)
プロポーズ後は、婚約指輪だけでなくネックレスにセッティングすることもできます。
別売りの専用スコープを買って、ダイヤのハート&キューピッドの模様を見るのも素敵ですね。
「ダイヤとプラチナ(変更可能)」
種類その4は、ダイヤとプラチナです。
素材としては本物の婚約指輪と同じですが、後から変更できるというサービスです。
デザインを変更することを前提に、最初はシンプルな婚約指輪を用意するというブランドもあります。
I-PRIMO
「PERFECT PROPOSE RING」(シリウス)
アイプリモの婚約指輪「シリウス」には、あとからデザインを変更できるサービスがあります。
シリウスとの差額だけで、別のデザインの婚約指輪に作り替えてもらえます。
もちろん女性がシリウスを気に入れば、そのままでもOKです。
TRECENTI
フローラ(上が婚約指輪)
トレセンテの「夢リング」プランなら、プロポーズ後のデザイン変更が可能です。
2種類のデザインから仮のリングを選んでプロポーズが成功したら、デザインとダイヤモンドのグレードを選べます。
その日に持って帰れる「即納お渡しプラン」では、40種類以上の婚約指輪を持ち帰ることができます。
K.UNO BRIDAL
一番右の「コロッラ」が対象リング
ケイウノの「プロポーズリングプラン」は、デザインを「ルミナーレ」「コロッラ」「メビウス」の3種類から選んで、後から差額のみでデザインを変更できるプランです。
もちろんオーダーメイドリングにすることもできます。
ダイヤモンドだけのプランもありますし、なんとケイウノにはダイヤを磨く前の「原石」でプロポーズするプランもあります。
そもそもプロポーズリングはありなのか?

箱パカプロポーズはありなのか?
いざプロポーズリングを渡したときに、がっかりされたら嫌ですよね。
こんなおもちゃいらないなんて思われないか不安に感じる気持ちもわかります。
実際にもらったら嬉しいのか、プロポーズに関するアンケートをとったので見てみましょう。
「箱パカプロポーズ」をされたいですか?
「されたい」43人、「どちらでもいい」41人、「されたくない」16人
「されたい」派が優勢ですが、「されたくない」という女性も少数ですがいます。
サプライズ的な演出を嫌っているようなら、前もってそれとなく確認しておいたほうが良いですね。
婚約指輪は自分で選びたいですか?
ブランド。「自分で選びたい」40人、「どちらでもいい」31人、「相手に決めて欲しい」29人
ダイヤモンド。「自分で選びたい」35人、「どちらでもいい」31人、「相手に決めて欲しい」34人
デザイン。「自分で選びたい」51人、「どちらでもいい」21人、「相手に決めて欲しい」28人
婚約指輪のブランドは「自分で選びたい」派がやや優勢。ダイヤモンドは自分と相手が同じくらい。
ただしデザインについては「自分で選びたい」派が過半数を超えてハッキリと差が付きました。
一般的には婚約指輪のブランド、特にデザインについては自分で選びたいという女性が多いという結果が出ました。
矛盾するアンケート結果
アンケートでは、「箱パカプロポーズ」をされたいけれど、「婚約指輪は自分で選びたい」という一見矛盾した結果になりました。
この割り切れない感情を解決するのが、まさに「プロポーズリング」というわけです。
パターン別プロポーズリングの選び方
「箱パカプロポーズ」を嫌っていない女性相手というのが前提となりますが、どの種類のプロポーズリングを選べば良いのか考えてみました。
好みのブランドが分かっている場合
めぼしいブランドが決まっているなら、迷わずそこのブランドがプロポーズリングを出しているか調べましょう。
もしプロポーズのプランが無ければ、別ブランドの「キュービックジルコニアとシルバー枠」の低価格なプロポーズリングを選びましょう。
違うブランドで本番の婚約指輪を作ることになっても、金銭的なリスクは1万円~数万円程度です。
好みのブランドが分からない場合
このときも、「キュービックジルコニアとシルバー枠」のリングを選べばリスクは少ないです。
それでも自分なりに相手のことを思って、選択肢の中から気に入りそうなものを選びましょう。
相手がブランドにこだわりの無いタイプなら、あなたが選んだことを喜んでくれるでしょう。
ダイヤモンドプロポーズの注意点
ダイヤだけを選ぶのが一番安全だと思うかもしれませんが、意外とそうでもないんです。
ダイヤの何を優先するか
ダイヤモンドは、同じ価格でも何を重視するかでまったく変わってきます。
簡単に言うと「大きさ」と「質」のどちらを優先するかです。
よかれと思って大きなダイヤを選んだのに、女性に「小さくてもいいから質の良いダイヤが欲しかった」と言われるかもしれません。
ダイヤモンドでプロポーズをするなら、相手がどちらを優先するのか把握しておいた方が良いでしょう。
持ち込めるブランドはあまり無い
ダイヤモンドだけの購入なら、その後どこのブランドでも作れると思いきや、「持ち込み可」のブランドはかなり少ないです。
個人でやっているような工房、1店舗しかないお店、工房を併設しているブランドなどは比較的宝石の持ち込みができることが多いです。
逆に全国展開しているようなブランドでは、他のお店で購入したダイヤを使って指輪を作れるところはほとんどありません。
持ち込み料を取られるブランドもあります。
