内甲丸(うちこうまる)仕上げの結婚指輪は、付け心地の良さが人気です。
ラウンド状に丸みを帯びたリングの内側が、なめらかな装着感を作り出します。
指輪をつけ慣れていない男性でも気にならずに装着できるのでおすすめです。
内甲丸仕上げの特徴
内甲丸仕上げというのは、リングの内側の角を丸く削ってなめらかに面取り加工をした指輪のことです。
つるっとした指通りが特徴ですが、その分外れやすいという弱点があります。
通常の指輪よりも0.5号ほど小さめを選ぶとちょうど良いでしょう。
細めの指輪なら1.0号ちいさめでも良いかもしれません。
むくみなどによる指輪の食い込みを軽減する効果もあります。
指に跡が残りにくいので、付け外しする人にもおすすめです。
跡にもなりにくいですし、荷物を持ったときなども痛くなりにくいです。
関節を通しやすいので、関節が太くて指が細いような人にもおすすめです。
指に吸い付くようなフィット感を味わってください。
内甲丸を売りにしているブランド紹介
内甲丸仕上げは特許などではなく、加工のひとつに過ぎません。
そのため多くのブランドが取り入れています。
ケイウノ
30年以上前の創業当時から、内甲丸で作り続けています。
角を削って金属を減らすというのではなく、金属を足して膨らませるようなイメージです。
一般的なリングより3割~4割多く使ってしっかりと丸みを持たせているので、指輪が埋もれず綺麗に見えます。
トレセンテ
プラチナを一般的なリングの1.5~1.8倍使い、内甲丸にしています。
厚みがある分、耐久性も高くなります。
外側も丸みを帯びた「両甲丸」の指輪が多く、断面が楕円形になるためしっかりとした厚みのデザインになります。
パイロット
筆記具でおなじみのパイロットが出しているブランドでも、内甲丸を採用しているものがあります。
「Ptau(ピトー)」と「PILOT BRIDAL(パイロットブライダル)」です。
細いリングだと難しい内甲丸加工を、2.5mm幅のリングでも施しています。
継ぎ目のないカットリングという製法で硬度も高いため、分厚くつくる必要がありません。
杢目金屋
内甲丸とは言っていないのですが、無料の追加オプションで「内弧多め」にすることができます。
内側の角に多く丸みを付けて、付け心地を柔らかくしてくれます。
杢目金屋は太めのデザインが多いので、内弧多めにすると付けやすくなるでしょう。
サイズが難しいので必ず試着を
試着せずに、通販などで内甲丸リングを買うとサイズが合わない可能性があります。
内甲丸の場合は少し小さめを選んだ方がフィットしやすいです。
内甲丸のリングゲージ(指のサイズを測る道具)もあるのですが、ブランドによって曲線の付け方が微妙に違います。
角をある程度削って平面部分を残した台形のような形、カマボコのように円に近い形など、ブランドや指輪の幅などによってそれぞれです。
実際にサンプルを試着して、着脱はしやすいか、手を振っても外れないか、指輪がぐるぐる回らないかなどを確認しましょう。
結婚指輪は長い年月身に付けるものです。
違和感のあるリングをずっと付けているのはストレスですよね。
なにより内甲丸の付け心地の良さを体感してみてください。
内甲丸リングに関するつぶやき
指輪の内甲丸のフィット感すごくて指輪つけてない?落とした⁉️ってなるレベル✋🏻
— 🌹 (@z0qfZdYvZd5zjEe) May 20, 2021
指輪は他に「ロイヤルアッシャー」と「ラザールダイアモンド」「ミキモト」を見て決めたい。
ただトレセンテでの内甲丸の付け心地が本当に良く、もし他ブランドであっても内甲丸がいいので、そうなると選択肢はだいぶ絞られる。— うずら (@uzura_cosme) 2018年2月2日
指輪嫌いの男性にも、一度つけてみてもらうといいでしょう。
普段外すと言っていたのに、ずっと付けてくれるかもしれません。