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金属アレルギーに注意しよう!安全な指輪の素材や対策

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金属アレルギー

金属アレルギーだと、つけられる指輪が限られます。


ピアスやネックレスで皮膚が赤くなったり、痒くなったりしたことはありませんか?
結婚指輪の素材選びで気を付けたいのが、金属アレルギーです。

接触性皮膚炎といって、触れた部分がかぶれなどの炎症を起こします。
現在の医学では完治させるのは無理なので、原因となる金属に触れないようにするしかありません。

心当たりがあるなら、「どの金属が自分のアレルゲンなのか」と、「指輪にどんな素材が使われているか」の両方を知る必要があります。

金属イオンがタンパク質と結合するのが原因とする説が一般的でしたが、金属ナノ粒子が原因だとする研究結果も注目されています。

※当サイトの管理人は金属アレルギーマイスターの資格を取得しています。

金属アレルギーになるきっかけ

ピアスをする女性

ピアスがきっかけになることが多い


生まれつき金属にアレルギーを持っている人はいません。(なりやすい体質は遺伝する可能性があります。)
花粉症と同じように、アレルゲンに対する抗体が身体の中で作られて、初めてアレルギー症状がでるんです。
つまり、金属(金属イオン)を体内に取り入れることが、発症のきっかけになります。

ピアス経験者は未経験者の2倍の陽性率

金属アレルギーの陽性率は、ピアス経験者は19.58%、ピアス未経験者は9.35%とする報告があります。(アレルギーの領域 Vol.4, No.12 1997)
ピアスの経験者は、未経験者のおよそ2倍の陽性率ということになります。

ピアスを開けたばかりのときや、ピアスホールの状態が悪いときは、傷に金属を接触させている状態です。
溶けた金属イオンが直接体内に入ってしまうので、特に注意が必要です。

なりにくいとされる「金」でも要注意

純度の高い金なら安心だと思っていませんか?
確かに金は溶けにくい(イオン化しにくい)のですが、体内に入ってしまえば比較的金属アレルギーになりやすい金属といえます。

ピアス未経験者における金の陽性率は0.59%と低いのですが、ピアス経験者になると6.04%と跳ね上がります。
これは、ファーストピアスに、メッキ製品は身体に良くないだろうからと、18金などの製品をつけ続けた人が多いからでしょう。
男性よりも女性の方が圧倒的に金属アレルギーの人が多いのも、ピアスの着用率が関係しているからと考えられます。

もしこれからピアスを開けるなら、必ず専門の医療機関で開けてください。
医療用ステンレスのピアッサーを使うなど、アレルギーになりにくい方法が確立されています。

虫歯治療の金属で症状がでることも

アクセサリーをまったく身に付けないという人でも、安心はできません。

銀歯など、歯科治療にも金属が使われますし、ほぼすべての食品に微量の金属が含まれているからです。例えば、大豆やチョコレートにはニッケルが多く含まれています。

公園の砂場にも金属が含まれていますし、ブランコなど鉄製の遊具もたくさんあります。

あまり知られていないのが革製品です。
皮を柔らかくする「なめし」という作業でクロムという金属がよく使われています。

自分が知らないだけで、あなたも何かの金属のアレルギーを持っているかもしれないのです。

結婚指輪の素材に注意する

アクセサリー

素材をちゃんと把握しよう


金属の種類によって、アレルギーを起こしやすいものとそうでないものがあります。
ほとんどのジュエリーは、いくつかの金属を混ぜた合金でできています。割り金に何が使われているか、しっかり確認しましょう。

とてもアレルギーを起こしやすい金属

ニッケル、コバルト、クロム、水銀、スズ、パラジウム

この6つが、6大メタルアレルゲンと呼ばれています。
特にアレルギーを起こしやすい金属がニッケルです。日本ジュエリー協会は、ピアスの耳に触れる部分にはニッケル含有金属を用いないように周知しています。

ただ、ニッケルフリーなら安心というわけではありません。
パラジウムは、多くのプラチナ製品の割り金として使われています。ほとんどのpt900のジュエリーは、プラチナ90%、パラジウム10%です。ホワイトゴールドなどにもよく使われています。

アレルギーを起こしやすい金属

銅、鉄、アルミニウム、亜鉛、インジウム

最近人気のピンクゴールドは、金に銅を混ぜたものです。赤みが強いほど、銅が多く入っています。イエローゴールドやシルバー製品にも含まれています。
銅にアレルギーをもっている人は注意が必要ですね。

アレルギーを起こしにくい金属

金、プラチナ、銀、イリジウム、ルテニウム

汗でもほとんど溶けないので、アレルギーになりにくいと言われている金属です。ですが、ピアスをきっかけに金のアレルギーを発症している人は意外と多いです。

また、いくら純度が高くても、割り金としてどの金属が混ぜられているのかしっかり把握したほうが安心です。
多くのプラチナジュエリーには、アレルギーリスクの高いパラジウムが混ぜられているからです。
トレセンテは、パラジウムの代わりにイリジウムやルテニウムを割り金にしています。

アレルギーを起こさない金属

チタン、ジルコニウム、ハフニウム、ニオブ、タンタル、タングステン

バルブメタルと呼ばれる、表面を酸化皮膜で被われるために金属イオンが溶け出さない金属です。
その安全性の高さから、医療用の人工骨などに利用されています。

大手ブランドではまず扱っていませんが、これらのアレルギーフリーの金属をつかった結婚指輪を制作してくれる工房もあります。レアメタルですが、チタンなら比較的安価です。

サージカルステンレスという医療用メスなどに使われる合金も、アレルギーを起こさないと説明しているメーカーが多いですが、ニッケルを含むためそこまでおすすめしません。

どの金属アレルギーなのか検査する

金属でかぶれたり痒くなったりしたことのある人は、自分がどの金属のアレルギーなのか調べておくと安心です。
プラチナがダメだと思っていたのに、調べてみたら別の金属だったということもあります。

パッチテスト

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パッチテストの様子

最も一般的で信頼性の高い検査方法が、「48時間閉鎖型パッチテスト」です。

17種類の金属を、1,000円程度(保険適用)で検査することができます。
試薬のついたシートを防水テープなどで背中や腕などに48時間貼り、2日目、3日目、7日目の様子をチェックする検査です。
基本的に夏場は検査に適しません。

ひどく反応したら、しばらく跡が残ってしまうので、ウェディングドレスを着る予定がある人は気を付けてください。
また、パッチテストがきっかけでアレルギーになってしまうなどのリスクもあるため、軽い気持ちで受けるようなテストではありません。

血液検査(リンパ球幼若化試験)

採血すれば検査できるので、パッチテストのような負担や副作用を心配せずに済むのがメリットです。

血液から採りだしたリンパ球に金属を加えて反応を見る検査です。

保険が効かないため、費用は一万円以上と高額になります。
調べられる金属に限りがあり、信頼性もパッチテストほど高くありません。

テストリング

ブライダルリングのブランドによっては、アレルギーテスト用のリングを貸し出してくれるところもあります。

検査用の指輪といっても、実際にプラチナや金を使っているのでデポジット料金(返したら戻ってくる保証金)が必要なことがあります。
参考:アレルギーテストリングのレンタル | 結婚指輪、婚約指輪のミツバチ

ご両親の結婚指輪をしばらく借りてみるのもいいですね。プラチナやゴールドの指輪を1週間程度つけてみましょう。
普段ジュエリーをつけない男性は、パートナーの女性から指輪を借りるといいでしょう。

もしもアレルギー症状がでたら、パッチテストを検討してもいいでしょう。
パッチテストではっきりしなかった場合、疑いのある金属を含む食品を多量に摂取して様子を見る「チャレンジテスト」というものがありますが、これは必ず医師の指示のもとに行う必要があります。

ただ、検査しても分かるのは今現在の状態でしかありません。
今大丈夫でも、将来的に金属アレルギーになる可能性はあります。
実際、結婚10年目で突然プラチナアレルギーになってしまったという人もいます。

その他の予防や対策

予防する方法はあるの?

誰でも、いつでも、突然金属アレルギーになる可能性があります。
完全に防ぐことは不可能ですが、次のように気を付ければ少しでも発症する可能性を下げることができるでしょう。

  • アクセサリーを身に付けるなら、アレルギーを起こしにくい金属にする
  • 汗をかくとき(気温の高いときやスポーツをするときなど)は金属を外す
  • 虫歯の治療をするときはセラミックなどのメタルフリー治療を行う
  • ピアスを開けるときは、クリニックで専用のチタンのスタッドを使う

非金属の指輪もあります

暖かみのある木製の指輪、透明感のあるガラスやレジンの指輪、パワーストーン好きなら天然石の指輪など。
いわゆる結婚指輪というイメージとは違いますが、個性的なファッションが好みならおすすめです。

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指輪にコーティングする

金属アレルギーの人でもピアスを楽しめるように、金属部分をコーティングする「メタルコート」という商品があります。
指輪に塗っても効果はあるでしょうが、日常的に指にする結婚指輪では根本的な解決とは言えません。
あくまでも一時的な対処ですね。

ダイヤモンドシライシでは、ナノジュエリーコートといって指輪に特殊なコーティングをしてもらえます。
これは油分や汚れの付着を防ぐのが目的ですが、アレルギー予防に効果がある可能性があります。気休めかも知れませんが、ダイヤモンドシライシで指輪を購入するときは、コーティングしてもらうといいでしょう。
ちなみに、ダイヤモンドシライシは、金属アレルギーがでた場合、一年以内なら別の素材のリングと差額で交換することができます。(専門医の診断書が必要)

まとめ

アレルギーが心配な人は指輪の素材に気を付けましょう。

虫歯を金属で治療している人は、割金によく使われているパラジウムも要注意。
お店でプラチナの割金に何を使っているか聞いてください。

プラチナやゴールドそのものがNGな人は、チタンやジルコニウムなどのバルブメタル系の指輪があります。

管理人
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