「ハリー・ウィンストン」「ヴァンクリーフ&アーペル」「カルティエ」「ブルガリ」「ティファニー」の5つのジュエリーブランドを世界5大ジュエラーと呼びます。
世界5大ジュエラーの特徴
いずれも世界的に有名で格付けが高く、歴史もあるハイジュエリーブランドです。
そもそも世界5大ジュエラーというのは、どこかの機関が認定したものではありません。
世界3大美女などのように、メディアなどで取り上げられるうちに定着していったものです。
HARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)
1932年にニューヨーク(アメリカ)で創業。
5大ジュエラーの中でも格付けが高く、世界一のジュエラーと言われています。
「キングオブダイヤモンド」「スターたちのジュエラー」とも呼ばれ、価格が高いことでも知られています。
芸能人の婚約指輪が何千万といったニュースがたまにありますが、その多くがハリー・ウィンストンです。
ダイヤなしの結婚指輪が欲しい場合は、海外の店舗で購入する必要があります。
国内の店舗はそれほど多くなく、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸にしかありません。
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世界一格付けの高いハイジュエラー。 それが、HARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)です。 世界5大ジュエラーのひとつで、多くの花 ...
Van Cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)
1906年にパリ(フランス)で創業。
グランサンク(パリ5大宝飾店)のひとつでもあります。
日本での知名度はそこまで高くありませんが、格としてはハリー・ウィンストンに次ぐジュエラーです。2016年以降、日本でも大規模な店舗が次々とオープンし、銀座を中心に20店舗近くが営業しています。
日本ではネックレスなどのジュエリーが人気です。四つ葉のクローバーのデザインはきっと見たことがあるはず。
結婚指輪としてはプレーンなデザインもあり、プラチナの場合はペアで40万円程度で購入可能です。
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Cartier(カルティエ)
1847年にパリ(フランス)で創業。
イギリス王室を始めとした各国の王室御用達ブランド。
「王の宝石商、宝石商の王」と呼ばれています。
有名な「LOVEリング」に代表されるような、個性的なデザインのジュエリーが多いです。
かと思えば、結婚指輪ではプレーンで15万円以下のものもあります。
指輪の箱は、情熱的な赤い「レッドボックス」。
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Cartier(カルティエ)はフランス、パリ発祥のハイジュエラー。 日本での知名度も抜群で婚約指輪や結婚指輪の人気も高く、一目でカルティエと ...
BVLGARI(ブルガリ)
1884年にローマ(イタリア)で創業。5大ジュエラー唯一のイタリアブランド。
銀座でヘビが巻き付いているビルを見かけたら、それがブルガリです。
ブランド名が刻まれたリングなど、主張の強めなデザインが多いです。
結婚指輪は十万円程度からシンプルなデザインがかなり豊富にあるので、男女で好みのものがみつかるでしょう。
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TIFFANY(ティファニー)
1837年にニューヨーク(アメリカ)で創業。
日本での知名度も抜群。ダイヤが立て爪でセッティングされた誰もがイメージする婚約指輪を作ったのがティファニーです。
結婚指輪の種類も豊富で、甲丸、平打ち、ミル打ち、と基本パターンは網羅しています。
日本におよそ60店舗あり、どの地域でも購入しやすいブランドです。
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ティファニー(TIFFANY)で人気の婚約・結婚指輪とお店の口コミ
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ジュエラーの格付けについて
単純にランキングを付けられるものではありませんが、5つのジュエラーの中で最も格付けが高いのは「ハリー・ウィンストン」でしょう。
その次が「ヴァンクリーフ&アーペル」、後の3つはほぼ横並びです。
ただ、一般的な知名度としては、「カルティエ」「ブルガリ」「ティファニー」も負けていません。
ジュエリーに詳しくない男性にとっては、むしろこの3つの方が良く知られています。
その他の高級ジュエラー
世界5大ジュエラーが宝飾店の世界格付けランキングベスト5なのかというと、実はそういう訳でもありません。
世界中のダイヤを管理していたデビアス(1888年イギリス)、「21世紀のキング・オブ・ダイヤモンド」と呼ばれるグラフ(1960年イギリス)も、世界5大ジュエラーと並ぶハイジュエラーです。
また、パリの5大宝飾店である「グランサンク」(ヴァンクリーフ&アーペル、ショーメ、ブシュロン、メレリオ・ディ・メレー、モーブッサン)の方が格が上だと考える人もいるでしょう。
品質、知名度、歴史、ブランドイメージ、どれを重要と考えるかで順位も違ってくるのです。
どちらも真珠でその名を知らしめたブランドですね。
海外ハイブランドのデメリット
最後に、海外のハイブランドでブライダルリングを購入する場合のデメリットや気を付けたいことをいくつか紹介します。
価格が高い!
当たり前ですが、高級ジュエラーなので値段が高いです。
ダイヤモンドの品質やプラチナの量が同等のノーブランド品と比べると、何倍もします。
また円安によっても値上げするので、為替の影響も大きいです。
「そのブランドの指輪を所有する」ということに価値を感じないのなら、もっと安い国内ブランドを選びましょう。
日本人に似合わない!
日本人のためにデザインされたものではないため、華奢な日本人の指には似合わないものもあります。また、ゴールドが多く、プラチナの指輪が少ないことも。
ブランドに踊らされずに、客観的に似合うかどうか考えましょう。
他の人と被りやすい!
世界5大ジュエラーの中からシンプルな結婚指輪を選ぶ場合、どうしても選択肢が限られます。
そのため他の人と同じ指輪になってしまうことも。
被りが嫌な人は、デザインやアレンジが豊富な日本ブランドから選んだ方がいいでしょう。
アフターサービスが弱い!
これは海外ブランドのアフターサービスが悪いというより、日本ブランドが良すぎるのかもしれません。
日本ではサイズ直しは1年間無料が当たり前ですが、海外ブランドは半年などが多いです。
店舗が少ない!
東京の銀座にすぐ行ける人はいいですが、気軽に行ける距離に店舗がない場合がほとんどでしょう。
頻繁に店舗でクリーニングしてもらいたいなら、店舗数の多い国内ブランドがおすすめです。
海外購入が安いとは限らない!
指輪は海外で買った方が安いと思われがちですが、そうとも限りません。
円高かどうか、関税がどのくらいかかるかなどが影響します。
新婚旅行のついでに購入する場合は良いかもしれませんが、わざわざ購入目的で海外へ行く場合はよく考えましょう。
敷居が高いですが一度行ってみてもいいですね。
軽く見たい場合は、デパート内の店舗が気軽に入れるのでおすすめです。