夫婦で違う素材やデザインの指輪を選んでも問題ありません。
ペアじゃなくてもいいですし、別ブランドにしてもいいんです。
いくら愛し合っているからといって、指輪の趣味まで同じとは限りません。
「好みが合わない」「似合う形が違う」なんてことは当然のことです。
バラバラの指輪にしても絆を感じる方法も紹介します。
目次
結婚指輪の「おそろい」率は75%
結婚指輪のデザインがおそろいかどうかのアンケートを100名にとりました。
同じブランドのペアリングは75%、同じブランドのペアじゃないリングは22%、別々のブランドのリングは3%でした。
別々のデザインの指輪をしている夫婦はけっこう普通にいるんですね。
まったく同じデザインは似合わないことも
せっかくならおそろいのペアリングにしたいという人も多いでしょう。
指輪にこだわりのない男性は、奥さんの好みに合わせてあげたいと考える人が多いです。
ですがそう単純な話でもないのです。
当たり前ですが、男性と女性とでは手の形も大きさも違いますよね。
必然的に似合う指輪も違ってきます。
お互いの好みが一緒で、2人ともその指輪が似合うのなら何の問題もありません。
ですが、奥さんの好みに無理に合わせた結果、旦那さんが似合わない指輪を付けるのは避けたいものです。
結婚指輪をつけなくなる男性は多いですが、好みに合った指輪なら自然とつけてくれるでしょう。
また、指輪に不慣れな男性にとっては、デザインだけでなく付け心地も重要です。
そもそもペアリングでもデザインは違います
もちろん男女でまったく同じデザインのペアリングを出しているブランドもあります。
ですが多くのブランドでは、ペアの指輪でも男性用と女性用とでデザインを変えています。
「女性用モデルにはメレダイヤがついていて細め」「男性用モデルはダイヤ無しで太め」といった感じです。
デザインをそろえるために、男性用のモデルを2つ注文する人もいるくらいです。
奥さんの好みに合わせると、旦那さんには似合わなくなってしまうのではないかと心配する気持ちも分かります。
ですがそこはブランドも分かっています。
個性的な指輪であればあるほど、ちゃんと男性用のモデルが用意されています。
まるきり違う形でも、モチーフに統一感を持たせるなどしてちゃんとペアになっています。
たとえば、華奢なデザインで女性に人気のAHKAH(アーカー)。
女性用の「ロサンジュマリッジリング」はひし形が連なるかなり個性的なデザインです。
さすがに男性は同じデザインのリングを付けるのは難しいですよね。
ひし形のモチーフを内側にあしらうことで、統一感と男らしさとを両立させています。
AHKAHの「ロサンジュマリッジリング」
エタニティリングの場合
メレダイヤをぐるっと散りばめたエタニティリングは、婚約指輪としても結婚指輪としても人気があります。
ですが男性でエタニティリングを付けている人は少ないです。
ちゃんとエタニティリングとペアになる男性用リングを用意しているブランドもあれば、ただシンプルな男性用リングとを並べているブランドもあります。
同じブランド内で別のデザインを選ぶ
同じブランド、メーカーからそれぞれが好きな指輪を選ぶというのが、違う指輪を選ぶときの最も正統派な方法です。
女性の好みで選んだペアリングの男性用デザインが、旦那さんに似合わない。
そうなると同じブランド内で別の指輪を選ぶのは自然な流れですよね。
当サイトのアンケート結果では、同じブランド内でペアじゃないリングを選んだ夫婦は22%でした。
ペア感がちゃんと出せる
同じブランドなら、デザイナーも同じ可能性が高いです。
ブランドごとにコンセプトがあるので、ペアのデザインじゃなくてもちゃんとおそろい感が出るものです。
似た系統のデザインから選べば、別々のデザインだとは思われないでしょう。
もし違うテイストの指輪を選んだとしても、内側に入れる刻印や裏石(シークレットストーン)をおそろいにできます。
裏石などのサービスは、各ブランドによって様々です。
同じブランドなら、まったく同じ加工を入れることができます。
セミオーダーでそれぞれ好みの指輪をつくる
デザインを一からつくるフルオーダーメイドもありますが、様々な要素をセレクトするセミオーダーメイドもおすすめです。
指輪の素材や幅、つや消しなどの表面加工、ダイヤの有無や数などを選んで自分好みの指輪をつくることができます。
そもそもが、用意されたデザインで2人に似合う指輪をみつけるのは難易度が高いんです。
セミオーダーなら簡単に同じテイストでお互いに似合う指輪をつくれます。
同じシリーズの指輪でありながら、オーダーによってはかなり印象を変えることもできます。
セミオーダーできるおすすめブランド
プラチナとゴールドの合金によるPtauシリーズは、形、幅、ダイヤの数、ダイヤのサイズなどを選べます。
特に幅がかなり選べるので、男女で幅を変えるとかなり印象を変えられます。
新Ptauで2.5mm~4.0mm、旧Ptauだと2mm~6mmまで。
オーダーメイドブランドなので、既存のデザインを一部変更するような注文ができます。
おそろい感があるのに全然違う形、なんてことも可能です。
もちろんまったくの一からフルオーダーすることもできます。
甲丸、平打ち、S字、V字の4種類のデザインから選んで幅や表面加工などをカスタマイズできます。
よっぽど個性的なデザインでなければ、ブリリアンス+で再現可能でしょう。
ネット上でシミュレーションできるのでイメージが膨らみます。
同じ原石のダイヤモンドでつながりを
まったく違うデザインにしたいけれど、ちょっと寂しいという人もいるでしょう。
別々のデザインなのに絆を感じる方法として、「同じ原石から削り出したダイヤモンドを使う」のはどうでしょうか。
ダイヤの原石は8面体、簡単に言うとひし形なんですが、これを切断して2つのダイヤモンドにカットする技法があるんです。
よく「双子ダイヤモンド」などと呼ばれますが、これはトレセンテの商標です。
他のブランドもいろいろな呼び方で双子のダイヤモンドを扱っています。
ただし、決まったデザインの指輪にしか入れられないブランドが多いです。
今回のように別々のデザインの指輪に入れたい場合は、ケイウノの「トゥーアズワンダイヤモンド」がいいでしょう。
ケイウノはオーダーメイドブランドなので、夫婦でまったく違うデザインの指輪をつくることができます。
でも、同じ原石から削り出したダイヤモンドを入れれば、普通のペアリングよりも深い絆で結ばれた指輪となるでしょう。
3つにカットした「スリーアズワンダイヤモンド」もあるので、エンゲージリングとマリッジリング2つに入れることもできます。
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1つの原石から削る「双子のダイヤモンド」を扱うブランド
1つのダイヤモンド原石を2つにカットして、それぞれの結婚指輪に入れる。 永遠の幸せをシェアするようでロマンチックですよね。 「双子ダイヤモン ...
別々のブランドならセレクトショップ
ファッションの好みが大きく違う夫婦もいます。
まったくバラバラの結婚指輪を選びたいなら、セレクトショップで購入するという方法があります。
いくつものブランドの指輪を扱うお店が、セレクトショップです。
違うブランドでも同じお店で買うことができるので、別々のお店でそれぞれ購入するよりもいいですよね。
内側におそろいの裏石や刻印を入れれば、デザインは違っても絆を感じることができるでしょう。
ただし、どんなブランドの指輪でも買えるるわけではありません。
直営店以外では販売しないというブランドも多いですから。
お目当てのブランドがそれぞれあるなら、それぞれのお店で購入するしかないかもしれません。
ブランドよりもデザイン重視で選ぶという人は、一度はセレクトショップへ行ってみましょう。
単純に売っている指輪の数が多いので、好みの指輪が見つかるでしょう。
1,000種類以上の指輪が置いてあるショップも多いです。
小規模なブランドも扱っているので、個性的な指輪を探している人にもおすすめです。
ブランドの保証の他に、セレクトショップ独自の保証が受けられるなどのメリットもあります。
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