永遠を意味するエタニティリング。
メレダイヤがぐるっと並んだデザインはとても華やかです。
婚約指輪としてだけでなく、毎日つける結婚指輪としても人気があります。
つけっぱなしにするなら、引っかかってダイヤが外れたり、指に当たって痛くなったりしないか気になりますよね。
エタニティリングはどれも同じように見えて、実はダイヤの留め方にかなりバリエーションがあります。
石落ちしにくい丈夫なデザインを選ぼう
結婚指輪にするなら、メレダイヤを留めている爪(小さなぽっち)が、洋服などに引っかかりにくいデザインにしましょう。
そもそも爪を使わない留め方もあります。
レールセッティング
ダイヤを両サイドから挟み込むセッティング
レール留め、側溝留め、チャネルセッティングとも呼ばれるセッティング方法です。
レールのように2列の地金でダイヤを両側からまとめて挟み込んで留めるセッティングです。
爪が無いため、見た目がスッキリとしています。
ダイヤのガードル部分が露出しないので、ぶつかったりして外れる心配が少ないです。
その分、ダイヤを少し隠してしまうのがデメリットです。
爪留めで縁(フチ)のあるデザイン
ダイヤが内側に入っているので引っかかりにくい
一見レールセッティングと似ていますが、ダイヤは爪で留められています。
縁があることで、爪に洋服などの繊維が引っかかったり、物にぶつかったりすることを防げます。
また地金部分が多くなるため、丈夫で歪みにくいというメリットもあります。
レールセッティングと違い縁がかぶらないので、ダイヤが大きく見えます。
爪自体もキラキラと光を反射するため、輝きが分断されません。
ひとつのダイヤを4つの爪で留めると繊細な輝きに、爪の数が半分にできる共有爪だとスッキリとした印象になります。
ベゼルセッティング
見た目がとても華やかなベゼルセッティング
覆輪(ふくりん)留めとも呼ばれる、ダイヤのガードル部分を地金でぐるっと囲うセッティング方法です。
高い技術が必要ですが、がっつりと被せているため外れることはまずないでしょう。
細い部分があると、強度的には少し心配です。
存在感はありますが、見た目のユニークさからブライダルリングというよりファッションリングといった印象です。
少しでもダイヤが輝くようにということですが、装着時は穴がふさがりますよね。
そもそもダイヤは、上から入った光を上に返すようにカットされているので、「光穴」にこだわる意味はないでしょう。
強度の高い素材や鍛造製法がおすすめ
ダイヤが外れるのは服などにひっかけたときだけではありません。
指輪の形が歪めば、石落ちしやすくなります。
指輪自体の硬さは、素材や製法によって変わります。
ハードプラチナ
プラチナは意外と柔らかい金属です。
純度の高いPt950よりも、別の金属を多く混ぜたPt900の方が硬いのはそのためです。
より硬い金属を混ぜたハードプラチナなら、かなり丈夫になります。
ホワイトゴールド
普通のプラチナよりも18金の方が強度が上です。
価格を抑えられるというメリットもあります。
ホワイトゴールドの地の色はすこし暗いのですが、ロジウムという真っ白い金属でメッキ処理されたものが一般的です。
コーティングが剥がれてきても、再メッキすればもとに戻ります。
鍛造製法
刀を打つように金属を鍛えて作るのが鍛造製法です。
同じ素材でもグッと硬くなります。
エタニティリングを日常使いする場合はおすすめの製法です。
銀座ダイヤモンドシライシ、スタージュエリー、ラザールダイヤモンドなどに鍛造のエタニティリングがあります。
使い勝手の良いのはハーフエタニティリング
ダイヤをぐるっと一周入れたのをフルエタニティ、半分だけ入れたのをハーフエタニティといいます。
毎日付けることを考えると、おすすめはハーフになります。
ハーフエタニティリングのメリットとデメリット
メリット
- 何かを握ったり持ったりしてもダイヤに物が当たらない
- お葬式や仕事中などは回せば普通のマリッジリングに見える
- 将来的にサイズ直しが必要になっても問題なくできる
- ダイヤが少ない分、フルエタニティの半額程度で買える
デメリット
- 指輪がくるくる回って裏側が見えてしまう場合がある
関節が太い、むくみやすいなどの理由で、緩めの指輪しか選べない人はフルエタニティの方がいいでしょう。
4分の3エタニティリングといって、サイズ直しができるようにダイヤのない部分を少しだけ残した指輪もあります。
鍛造製法なら、なお良いでしょう。
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